【レコメンッ】甘い思い出/鬼

今日のレコメンッ曲は…鬼の『甘い思い出』です。

初めて鬼のラップを聞いたのがコンクリートグリーン。

本当に衝撃的だった。

リリックから浮かんでくる切ない情景、哀愁漂うトラック、本当に完璧。

この曲はまさに日本語”の”ラップ。

日本語でしか出せない空気感・生々しさだと思う。

以前、Creepy NutsのラジオでもR-指定が取り上げて、そこでも言ってたのが曲の最後のリリック。

『懐かしい痛みだわ ずっと前に忘れていた』

松田聖子のsweet memoriesからサンプリング。

曲名、最後の遊び心、素晴らしいなぁ。

ちなみに鬼のアルバムは全部聞いてるけど、全部名盤。

かなりブルースなんですよね。

しかも韻は固い。

是非、全アルバムチェックしましょう。

see ya!!

【Lyric】
（hook）
孤独ですか
暴徳で踊るゲスが
独り眺めるスペルマ
このまま続けるか

歌舞伎町 毎度毎度の光景
わっぱに腰ひも
覆面と合計3人の私服と俺
本気で思ったよ『時間よ戻れ』
サイレンじゃ踊れないね
まだ9月だってのに凍え泣いてないで
『現実を見ろ､この一時を 忘れんなよ､きちんと生きろ』
バックミラー覗く蜃気楼の新宿
自分を強く強く信じようと韻踏む
が、見下されるプライド
暗い房で吠える風来坊
差し本は愚禿親鸞の下巻が終わる頃に動く審判
ままならない弁解
思い出せば情けなく独りゴールデン街

（hook）×2

『1､2､1､2』仲良しこよしできねぇ囚人は4と7と1
バツ上げバツ上げ重ね
仮釈放はまずねぇから満期を待つだけ
『カスだらけ!』
ひっつけにしゃりあげ
『俺は出来ねぇぞ』
朱にまじわれ
2年つっぱねた欲の偶像
孤独と向かい合う処遇上
6ヵ月の間 韻語と薬
気狂いの鬱にペンが踊る
担当が鬼に賛同だがいらねぇぞズケと勘定は
舞い込んだ手紙八郎の死
本気ボーっとし
看守の足音に
やすらぎを感じる
死を見つめる眼を濡らす我慢汁

（hook）

懐かしい痛みだわ
ずっと前に忘れていた

懐かしい痛みだわ
ずっと前に忘れていた