今、思うこと。
- 2019.04.02
- Diary
春は出会いと別れの季節とは言うけれど、あまりにも大きすぎる別れがありました。
その知らせを聞いて一週間経つけど、ふとした瞬間に考え込んでしまう。
「なぜもっと頻繁に連絡とらなかったのか。」
「もっとできたこと、聞けたこと、力になれたことがあったのではないか。」
出会ってからは5-6年程度だけど、会うたびに日本語ラップの話を誰よりも濃く話せる数少ない友人の一人だった。
正直、自分とここまで音楽の感性が似ている友人はいなかった。
さんぴん世代のJ-ラップから最新の日本語ラップ、ポエトリーリーディング、はたまたアイドルまで。
時間の共有だけでなく共感できた友人。
最後に会ったのは2018年6月9日(土)。
8日の夜、オレの地元の友だちと朝までHUBでサッカー見ながら飲んで、年甲斐にもなくみんなでTIKTOKやった。
友人が転職で広島に行く前で、引っ越す前に遊ぼうって流れだった。
9日の朝、解散後に「今日はありがとうー!また遊ぼう!」なんてラインした。
返信で「こちらこそめっちゃ楽しかった!広島に行く前に会えて良かった!」って返信が来て、オレは部屋で一人、照れたのを憶えている。
そのあとは9月にラインで、
「CD買った?」
「買ったよ!届くの楽しみ!」
「神門、ライブ活動再開するんだって!」
「広島来てほしいなー!めっちゃ観たい!」
なんて他愛も無い会話をしてた。
しばらくして、2018年12月上旬にイベントを主催することになって、2018年11月17日に誘いのラインをした。
いつまで経っても既読がつかないから、ライン電話も何回かして、それでも出ないから携帯に電話して、留守電を残した。
けど、返信はなかった。
そして、一週間前、共通の友人から電話があった。
突然の訃報。
仕事帰り、歩きながら電話してて、電話をくれた友達もオレもお互いに涙ぐんでいた。
声は震えていたし、何を喋ればいいか分からないことによる沈黙があった。
それでも電話をくれた友達は、GW中かGW明けに線香をあげに行けるよう友人のお母さんと調整すると言ってくれた。
その電話で、わかったことは友人は2018年11月に亡くなっていたということ。
詳しい日にちまでは聞けてない。
線香をあげに行く日までには分かるだろうか。
オレがラインをしたのは2018年11月17日。
最初に戻るけど、もっとこまめにラインしてれば。
そんな思いがぐるぐるとループする。
オレらはブルーハーブがすごく好きで、日比谷野外音楽堂も一緒に行って、普段の話の中でもBOSSのリリックを引用したりしてた。
今、思い出すと、いつか言ってた「寂しさと寄り添い合えば寂しくない」ってリリックが友人の心の本音が零れた瞬間だったのかもしれない。
このまま思っていることを書いていると、ただでさえまとまらない文章がまとまらなくなるな。
今後の自分について。
さっき書いたけど、オレは友人と音楽の趣味が誰よりも近かったと自負している。
だから、友人が決して見ること・聞くことができない“これから行なわれるライブ”“これから発売される音源”を全部見て・聞こうと思う。
そして、ライブ終わりにちょっとだけ友人のことを思い出して感想を心の中でつぶやこうと思う。
今、側にいる家族、一緒に遊んでる友達、職場の人たちに改めて感謝をして、幸せを再確認させてくれた友人に感謝。
ただ、そう思わせてくれるには失うものが大きすぎたね。
今回、ブログに残そうと思ったのも、この瞬間の気持ちを残したいと思ったから。
きっと何年経っても友人の不在を引きずるだろう。
けど、オレは友人の代わりに人生を楽しんでやる。
共通の友達の幸せを見届けるよ。
前に一緒にアイドルを見た友達は結婚したよ。
すごく楽しいウェディングパーティーだったんだ。
日本語ラップ大好きな友達は家族ができて、家も買って、大きな責任を背負ってる。
子供はみんな、かわいいよ。
名前を書かなくても分かるだろ?
最後に、このブログには少しずつだけど、オレらの好きなリリックを散りばめておいたよ。
R.I.P マイメン。
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